パート5

二軒目を見る前にパン屋の一角にあるイートインで昼食。曇り空は続いていて寒さは京都に着いた朝よりも増しているように感じた。二軒目は狭い階段を上り三階にある大学生が住んでいそうと自分が想像できるよう物件で窓からあまり日差しが入らない部屋だった。部屋数の少ないの物件であることとなりに畑があるのは良いと思った。家賃も含め、父さんは学生がひとり住むならこんなもんだろうと思っていたと思う。母さんはその部屋にある例えばキッチンの小ささや日当たりの悪さを嘆いていたのではなかったか。